今年、節目となる50回大会を迎える『ダンロップフェニックストーナメント』(主催:住友ゴム工業、フェニックスリゾート、毎日放送)は、11月16日(木)から19日(日)までの4日間の日程で宮崎県のフェニックスカントリークラブを舞台に開催いたします。国内外84名のトッププレーヤーが集い、賞金総額2億円(優勝賞金:4,000万円)をかけて熱戦を繰り広げます。
この度、国内勢のエントリーに先駆けて海外からの招聘選手が決まりましたので発表いたします。
先日出場発表した2014年チャンピオンの松山英樹、2016年、2017年チャンピオンのブルックス・ケプカの2名に加え、今年の全米オープンでメジャー初制覇を成し遂げたウィンダム・クラークと9月の「フォーティネット選手権」で米ツアー初優勝を飾ったサヒス・ティーガラ、米PGA下部のコーンフェリーツアーで2勝をあげている、期待の若手ノーマン・シオンの3名の招聘選手の出場が決まりました。
今年の全米プロチャンピオンであるブルックス・ケプカと全米オープンチャンピオンのウィンダム・クラークの2名が出場することとなり、同年の海外メジャーチャンピオンが揃って出場するのは、T.ウッズ(マスターズ、全英OP)とM.キャンベル(全米OP)の2名が出場した2005年以来、18年ぶり10回目となります。
今年のライダーカップでは米国選抜として共に戦った2人が、宮崎でチャンピオンの座をかけて戦います。 2021年マスターズの覇者、松山英樹を交えてのメジャーチャンピオンたちの戦いぶりに注目です。
1974年にスタートした本トーナメントも今年で50回を迎えます。 第1回大会より、50年に渡りフェニックスカントリークラブを舞台として、世界のトッププレーヤーたちを招聘してきました。ジャック・ニクラウス、ジョニー・ミラー、トム・ワトソン、セベ・バレステロス、タイガー・ウッズら一時代を築いた世界最強プレーヤーたちが参戦、大会の歴史にその名を刻んできました。
今年初出場の招聘選手3名を加えると、これまで269名の海外選手を招聘し、そのうちメジャー優勝者は74名(通算メジャー勝利数は171勝)という、まさに国内最高峰のインターナショナルトーナメントです。
記念すべき50回大会に相応しい選手が揃いました。
世界のトップで活躍する選手のプレーにどうぞご期待ください!
ディフェンディングチャンピオンの比嘉一貴ら日本ツアーメンバーの出場に関しては、決定次第リリースにてご案内させていただきますので、どうぞ楽しみにお待ちください。
ワールドゴルフランキング36位/FEDEXランキング50位
1992年2月25日生まれ(31歳)
身長:181cm 体重:90kg 国籍:日本
通算勝利数:16勝(PGAツアー8勝/内メジャー1勝、日本ツアー8勝)
メジャー優勝:2021Masters Tournament
日本ツアー賞金王(2013)
2023年主な成績: THE PLAYERS Championship 5位、 Farmers Insurance Open 9位T
※ワールドゴルフランキング、FEDEXランキング、 戦歴は2023年10月23日現在
★DPT2019年以来、4年ぶり9回目の出場/最高位:優勝(2014)
松山英樹と「ダンロップフェニックストーナメント」の縁はアマチュア時代の2011年から始まった。この年は最終日に崩れて43位タイに終わったが、翌2012年は逃げ切りを図るルーク・ドナルドを追い上げ、アマチュアながら2位に食い込んだ。2014年はジョーダン・スピースと4日間同組でハイレベルのつばぜり合いを演じて観客の心を震わせた。最後は猛追してきた岩田寛とのプレーオフを制して大会初勝利をつかんでいる。これまで米ツアーでマークした8勝は他の追随を許さない日本選手最多。2017年には世界ランキング日本選手歴代最高の2位にまで上り詰めた。2021年の「マスターズ」で日本男子悲願のメジャー初制覇を成し遂げたことはまだ記憶に新しい。今大会への出場は4年ぶり。記念の第50回大会で9年ぶりの2勝目を目指す。
ワールドゴルフランキング18位
2023ライダーカップ米国選抜
LIVゴルフ ポイントランキング3位
1990年5月3日生まれ(33歳)
身長:183cm 体重:92kg 国籍:アメリカ
通算勝利数:PGAツアー9勝/内メジャー5勝、日本ツアー2勝、LIV2勝、DP1勝
メジャー優勝:2017U.S. Open
2018 U.S. Open
2018PGA Championship
2019PGA Championship
2023PGA Championship
2023年主な成績:【PGA】PGA Championship 優勝
【LIV】Orlando 優勝
【LIV】Jeddah 優勝
※ワールドゴルフランキング、戦歴は2023年10月23日現在
★DPT2018年以来、5年ぶり4回目の出場/最高位:優勝(2016、2017)
大会レコードホルダーが5年ぶりに帰ってくる。今大会初出場の2016年、ケプカはまだ米ツアー1勝で世界ランキングは21位。有望な若手の1人に過ぎなかった。だが、圧倒的な攻撃力でグイグイとスコアを伸ばし、大会新記録の21アンダーで頂点に立った。翌2017年はこれまた大会新記録の9打差で連覇。スコアは自身の記録に迫る20アンダーだった。2018年は12位に終わったが、出場3回で計50アンダーという驚異的な数字を叩き出している。今大会で初優勝を飾ってからケプカは劇的な進化を遂げる。2017年「全米オープン」でメジャー初優勝をつかみ取り、2018年には「全米オープン」「全米プロ」を制覇。瞬く間に世界ランキング1位に躍り出た。今年の「マスターズ」は逆転負けを喫したが、続く「全米プロ」では単独首位からきっちり逃げ切り、メジャー5勝目を挙げた。LIVゴルフでは今季2勝を挙げ、ポイントランキング3位に入っている。
ワールドゴルフランキング10位/FEDEXランキング3位
2023ライダーカップ米国選抜
1993年12月9日生まれ(29歳)
身長:183cm 体重:79kg 国籍:アメリカ
通算勝利数:2勝(PGAツアー2勝/内メジャー1勝)
メジャー優勝:2023U.S. Open
2023年主な成績:Wells Fargo Championship 優勝、U.S. Open 優勝
※ワールドゴルフランキング、FEDEXランキング、戦歴2023年10月23日現在
★DPT初出場
父親は元プロテニスプレーヤー。オレゴン大学時代の2017年に「Pac‐12選手権」を制するなどしてゴルフウィーク誌のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選出された。同年にプロ転向し、翌年に米下部のウェブドットコムツアー(現コンフェリーツアー)を“卒業”。2018-19年シーズンから米ツアーに参戦した。シードは維持するものの、なかなか勝利には届かなかったが迎えた2022-23年シーズン、ついに大輪の花を咲かせる。まずは今年5月の「ウェルズファーゴ選手権」で同い年のザンダー・シャウフェレを破って初優勝を果たす。さらに6月の「全米オープン」ではローリー・マキロイを1打差で振り切ってメジャー覇者の仲間入りを果たしたのだ。日本でのプレーは2022年「ZOZO選手権」以来。10年前、乳がんで母親を亡くしたことから乳がん撲滅のための財団を設立することを目指している。
【出場にあたってのコメント】
「初めてのダンロップフェニックストーナメントに出場できること、非常に楽しみにしています。宮崎の素晴らしい日本のファンの前でプレーするチャンスを逃すことはできませんでした。既に歴史のあるこの大会に自分の足跡を残せることを楽しみにしています。」
ワールドゴルフランキング29位/FEDEXランキング31位
1997年12月4日生まれ(25歳)
身長:190cm 体重:91kg 国籍:アメリカ
通算勝利数:1勝(PGAツアー1勝)
2023年主な成績:Fortinet Championship 優勝
※ワールドゴルフランキング、FEDEXランキング、 戦歴は2023年10月23日現在
★DPT初出場
9月の「フォーティネット選手権」で米ツアー初優勝を飾ったばかりのホットな選手だ。米国カリフォルニア州出身で大学は同じ州のペパーダインに進学。4年時には2勝をマークし、優秀なカレッジゴルファーに贈られる「Fred Haskins Award」「Ben Hogan Award」「Jack Nicklaus Award」の3賞を同時受賞した史上5人目の選手となった。2021-22年シーズンから米ツアーに本格参戦。トップ10入り5回の安定した成績を残して最終戦の「ツアー選手権」に進出した。今季はさらに安定感が増してトップ10は8回。9月についに初優勝をつかんだ。平均飛距離が300ヤードを超える一方でパッティングのデータが米ツアートップクラス。平均パット数がパーオンホール、1ラウンド平均ともに5位(サンダーソンファームズ選手権終了時)につけている。
ワールドゴルフランキング166位
KORN FERRY TOURポイントランキング16位
1998年11月9日生まれ(24歳)
身長:185cm 体重:88kg 国籍:アメリカ
通算勝利数:2勝(KORN FERRY TOURツアー2勝)
2023年主な成績:KORN FERRY TOUR Nationwide Children's Hospital Championship 優勝
※ワールドゴルフランキング、KORN FERRY TOURポイントランキング 戦歴は2023年10月23日現在
★DPT初出場
ニックネームは「The Panda」。米下部のコーンフェリーツアーで2勝を挙げている期待の若手だ。グアムで生まれ、子供のころにカリフォルニア州に移った。オレゴン大学時代の2017年に120年超の歴史を誇るアマチュアゴルフ界の大イベント「ウェスタンアマ」を制覇。同年の「ウォーカーカップ」(アマチュアの米国と英国・アイルランド連合の対抗戦)では3勝1分の大活躍で米国の勝利に貢献した。2018年には顕著な成績を収めたカレッジゴルファーに贈られる「Fred Haskins Award」を受賞。同賞の歴代受賞者にはフィル・ミケルソンやタイガー・ウッズら錚々たるメンバーが名を連ねている。昨年コーンフェリーツアーで初優勝を飾り、今年9月に2勝目。ついに実力が開花し始めた。