半世紀の歴史を刻んだ『ダンロップフェニックストーナメント』(主催:住友ゴム工業、フェニックス・シーガイア・リゾート、毎日放送)は今年、新たな半世紀に向けての第一歩となる第51回大会を迎えます。会場は今年も宮崎県のフェニックスカントリークラブ。11月14日(木)から17日(日)まで4日間の日程で、国内外84名のトッププレーヤーが賞金総額2億円(優勝賞金:4,000万円)をかけて熱戦を繰り広げます。
この度、国内勢のエントリーに先駆けて海外からの招聘選手が決定しましたので発表いたします。 今年は、いずれも初出場となる3名です。
アクシャイ・バティアは22歳のレフティ。ジュニア時代から米国代表として国際競技に出場するなど活躍し、昨年、今年と米・PGAツアーで勝利を挙げている注目の若手です。テイラー・ペンドリスは今年5月の「ザ・CJカップ バイロン・ネルソン」でPGAツアー初優勝を飾ったカナダ出身選手。2022年と2024年にはプレジデンツカップの世界選抜代表に選出され、今季はPGAツアーで312.5ヤードを記録してドライビングディスタンス11位に入っています。マックス・マクグリービーは今季、米・PGAツアー下部のコーンフェリーツアーで、2勝を含む3位以内6回という安定感で、堂々ポイントランキング2位でフィニッシュ。来季のPGAツアー出場権を獲得しています。
今季の国内男子ツアーは例年に増して新しい力の台頭が目立ちます。昨年の本トーナメントをアマチュアで制した杉浦悠太は7月の「日本プロゴルフ選手権」でプロ初優勝。一層成長した姿で宮崎に戻って来てくれそうです。現在、賞金王レースを引っ張るのは、今シーズンここまで4勝を挙げてトップに立つ23歳の平田憲聖。賞金ランキング上位陣には、安定した成績を残して同ランク2位につけている歴代チャンピオンの金谷拓実(2020年優勝者)、3位の木下稜介や4位の今平周吾(2019年優勝者)らも虎視眈々と逆転賞金王を狙っています。ツアーも終盤、熾烈な賞金王レースにも注目です。
海外でも若き日本選手が力強いプレーを披露しています。欧州のDPワールドツアーでは星野陸也、中島啓太、桂川有人(日本開催)が次々に勝利を収め、かつてないほどの躍進ぶりを見せています。
彼ら日本ツアーメンバーの出場に関しては、決定次第リリースにてご案内させていただきますので、どうぞ楽しみにお待ちください。
熱戦の模様は、MBS発JNN系24局ネットにて11月16日(土)14:00~15:54、11月17日(日)13:00~14:54の両日とも生中継で全国放送を予定しています。どうぞ楽しみにお待ちください。
ワールドゴルフランキング29位/FEDEXランキング26位
2002年1月31日生まれ(22歳)
身長:183cm 体重:79kg 国籍:アメリカ
通算勝利数:3勝(PGAツアー2勝/DPツアー1勝)
2024年主な成績: Valero Texas Open 優勝
※ワールドゴルフランキング、FEDEXランキング、戦歴は2024年10月23日現在
★DPT初出場
インド出身の両親を持つレフティ。米国カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれ、ジュニア時代から米国代表として国際競技に出場するなど活躍していた。2019年のウォーカーカップ(アマチュアの米国と英国・アイルランド連合の対抗戦)にはジョーダン・スピースの持っていた米国代表チーム最年少記録を塗り替える17歳で選出され、米国の勝利に貢献した。同大会後、17歳にして早くもプロ転向。2022年に米下部のコーンフェリーツアーで勝利を挙げて翌シーズンからPGAツアーに参戦すると、2023年7月に欧米共催競技のバラクーダ選手権でプレーオフを制してPGAツアー初優勝をつかみ取る。2024年は松山英樹やロリー・マキロイも上位争いに加わっていたバレロテキサスオープンでまたもプレーオフの末に勝利を挙げた。22歳、今、波に乗っている注目の若手である。
ワールドゴルフランキング46位/FEDEXランキング14位T
1991年5月30日生まれ(33歳)
身長:188cm 体重:91kg 国籍:カナダ
通算勝利数:1勝(PGAツアー1勝)
2024年主な成績: THE CJ CUP Byron Nelson 優勝
※ワールドゴルフランキング、FEDEXランキング、戦歴は2024年10月23日現在
★DPT初出場
カナダ・オンタリオ州出身。高校まではゴルフだけでなく野球やホッケーなどもこなしていた。高校を出ると米国のケント州立大学へ進み、ゴルフ部で活躍。2014年には日本開催の世界アマにカナダ代表で出場して米国に次ぐ2位に入っている。同年プロ転向し、母国のツアーや米下部のコーンフェリーツアーでプレーするが、なかなか結果を出せなかった。PGAツアー参戦の夢がかなったのは30歳になった2021-22シーズン。そして今年5月、ザ・CJカップバイロン・ネルソンで初優勝を飾った。2022、2024年にはプレジデンツカップの世界選抜代表に選出され、2022年には松山英樹とペアを組んだマッチがあった。子供のころ、カナダのジュニアロングドライブ選手権で優勝したことがある飛ばし屋。今季は米ツアーで312.5ヤードを記録してドライビングディスタンス11位に入っている。
ワールドゴルフランキング98位
1995年5月3日生まれ(29歳)
身長:180cm 体重:70kg 国籍:アメリカ
KORN FERRY Tour:3勝
2024年主な成績:
Memorial Health Championship presented by LRS 優勝
Magnit Championship 優勝
※ワールドゴルフランキング、戦歴は2024年10月23日現在
★DPT初出場
米国オクラホマ州出身。父親はオクラホマ州アマチュア選手権優勝歴があるトップアマだ。ジュニア時代からいくつかの大会で優勝し、オクラホマ大学4年の2017年には母校をNCAAチャンピオンに導いている。同年プロ転向し、米下部のコーンフェリーツアーのほかカナダや中国でもプレー。2019年に中国で1勝を挙げ、2020年にはコーンフェリーツアー初優勝を飾っている。その後はPGAツアーでもプレーして2022年のプエルトリコオープンでは2位に入った。再びコーンフェリーツアーが主戦場となった2024年は2勝を含む3位以内6回という安定感で、堂々ポイントランキング2位でフィニッシュ。来季のPGAツアー再挑戦権をつかみ取った。今季コーンフェリーツアーではサンドセーブ率が74.14%というハイアベレージで部門1位に輝いている。